― 中小企業が採用で動けなくなる本当の原因 ―
「そろそろ採用を進めないといけない」
そう思いながら、気づけば数か月が過ぎている。
採用代行という選択肢が頭に浮かんでも、
結局、具体的な一歩を踏み出せない。
これは珍しいことではありません。
実際、多くの中小企業・小規模事業者が
“採用について考えてはいるが、判断できずに止まっている状態”
に陥っています。
本記事では、
採用代行を検討しながらも動けなくなる理由を整理します。
「判断できない」のは能力不足ではない
まず前提としてお伝えしたいのは、
採用判断が止まるのは、経営者の能力や決断力の問題ではありません。
むしろ、
考える材料が整理されないまま提示されている
ことが原因であるケースがほとんどです。
- 採用代行の情報が多すぎる
- サービス内容が横並びで違いが分からない
- 成功事例ばかりで現実感がない
この状態では、
慎重な経営者ほど判断できなくなります。
採用代行を調べるほど迷ってしまう構造
採用代行を検索すると、
次のような情報に次々と触れることになります。
- 「丸投げOK」
- 「最短で採用成功」
- 「プロが全て対応」
一見すると魅力的ですが、
同時にこう感じる方も多いはずです。
- 本当にそこまで任せて大丈夫なのか
- 自社の場合も当てはまるのか
- 失敗したら取り返しがつかないのでは
これは自然な反応です。
採用は経営に直結するテーマだからこそ、
軽く決められないのです。
判断が止まる企業に共通する3つの状態
採用代行を検討しているが進まない企業には、
次のような共通点があります。
① 採用のゴールが言語化できていない
「人が欲しい」という状態と
「どんな人を、いつまでに、何人採用したいか」は別物です。
ここが曖昧なままだと、
外注すべきかどうかの判断ができません。
② 内製と外注の境界が決まっていない
- どこまで自社でやるのか
- どこから外に任せたいのか
この線引きができていないと、
採用代行の良し悪しを評価できなくなります。
③ 「失敗したくない」が先に立っている
採用はコストも時間もかかります。
だからこそ「失敗したらどうしよう」という不安が強くなります。
結果として、
何もしない状態が続いてしまいます。
採用代行が悪いのではなく、整理不足が原因
ここで誤解しやすい点があります。
判断が止まると、
「やっぱり採用代行はやめておこう」
という結論に傾きがちです。
しかし実際には、
採用代行が悪いのではなく、
検討するための前提が整理されていない
ことがほとんどです。
判断材料が揃っていない状態で、
正しい結論が出ることはありません。
まずは「選ばない理由」を明確にする
採用代行を検討する際、
「使う理由」よりも先に整理すべきなのが
**「今は選ばない理由」**です。
- 今は採用人数が少ない
- 社内で対応できる余力がある
- 採用の方向性が固まっていない
これらが明確になれば、
「今は見送る」という判断も立派な意思決定です。
逆に、
見送る理由が見つからない場合は、
次の検討段階に進む価値があります。
この先で整理すべきテーマ
採用代行を検討する上で、
次に整理すべきは次のテーマです。
- 内製と外注はどう違うのか
- どんな企業が採用代行に向いているのか
- 採用代行が合わないケースは何か
これらは、
次の記事で具体的に整理していきます。