― Notta・Plaudを含めた「判断の整理」 ―
オンライン相談やWeb面談は、
もはや一時的な手段ではなく、業務の一部になりました。
その一方で、
- 相談内容をどう残すべきか
- 記録はどこまで必要か
- ツールを入れる意味があるのか
といった点は、十分に整理されていないケースが多く見られます。
この記事では、
オンライン相談ツールを
「どれを使うか」ではなく「どう考えるか」
という視点で整理します。
そもそも、なぜオンライン相談の記録が問題になるのか
オンライン相談では、次のような構造的な課題があります。
- 会話が一度きりで流れてしまう
- メモを取ると対話に集中できない
- 後日、内容を正確に再現しにくい
特に、
- 士業
- コンサルタント
- FP
- 営業
のように、
「会話そのものが価値」になる職種ほど、
記録の扱いが重要になります。
オンライン相談における「記録」の役割を整理する
まず整理すべきなのは、
記録の目的です。
オンライン相談の記録には、主に次の役割があります。
- 聞き漏れ防止
- 前提条件の確認
- 説明内容の証跡化
- 後日の振り返り・共有
ここを曖昧にしたままツールを選ぶと、
「便利そうだから導入したが使わない」
という状態になりがちです。
オンライン相談ツールは大きく2種類に分かれる
現在のオンライン相談向けツールは、
大きく次の2系統に分かれます。
① Web会議・オンライン面談特化型
- Web会議と同時に起動
- 会話をリアルタイムで文字化
- 議事録・共有に向く
代表例:
Notta
② 録音+整理型(対面・通話含む)
- 対面・電話・Webすべて対応
- 録音後の整理・要約を重視
- 前提条件や思考の整理向き
代表例:
Plaud
重要なのは「どちらが優れているか」ではない
NottaとPlaudは、
競合というより 役割が違うツール です。
比較軸は「性能」ではなく、次の点です。
- 相談はオンラインか、対面か
- 記録の主目的は共有か、再確認か
- チームで使うか、個人で使うか
判断軸①:相談・面談の形式
まず最初に整理すべきは、ここです。
- Web会議・Zoom面談が中心
→ Notta系 - 対面・電話・現場同行が多い
→ Plaud系
ここを間違えると、
どんなに良いツールでも合いません。
判断軸②:記録の使い道
次に考えるべきは、
記録を何に使うのかです。
- 議事録・共有が目的
- チーム内展開が多い
→ Notta向き - 前提条件の再確認
- 説明責任・自己防衛
→ Plaud向き
判断軸③:職種・業務特性
これまでの記事で整理してきた通り、
職種によっても向き不向きがあります。
- 営業・記者・Webコンサル
→ オンライン比率が高く Notta向き - 士業・FP・経営支援
→ 説明責任が重く Plaud併用向き
ツール導入でよくある失敗パターン
よくある失敗は次の3つです。
- 便利そうだから入れた
- 全部の面談で使おうとした
- 記録の使い道を決めていない
オンライン相談ツールは、
「全部を任せるもの」ではありません。
現実的な結論:使い分けが前提
実務的には、次の考え方が最も安定します。
- オンライン相談・Web会議
→ Notta - 対面・電話・重要ヒアリング
→ Plaud
必要なのは、
一択ではなく、場面ごとの選択 です。
ツールは「判断を助けるための補助」
最後に重要な点です。
オンライン相談ツールは、
- 判断を代替しない
- 責任を肩代わりしない
- 成果を保証しない
あくまで、
判断・説明・整理を助ける補助ツールです。
まとめ
オンライン相談ツールを選ぶ前に必要なのは、
- 自分の相談形式
- 記録の目的
- 業務上のリスク
を整理することです。
NottaもPlaudも、
条件が合えば強力な道具になります。
合わなければ不要。
その見極めこそが、
最も重要な判断です。