― 英語研修を始めても成果が見えにくい理由 ―
英語研修を導入した、あるいは検討したものの、
- 途中で使われなくなった
- 最初だけで自然消滅した
- 効果があったのか分からない
こうした経験を持つ企業は少なくありません。
本記事では、
特定の英語研修サービスや手法を評価するのではなく、
英語研修が続かなくなる背景にある共通点を整理します。
英語研修が定着しないのは珍しいことではない
まず前提として、
英語研修が定着しないこと自体は珍しくありません。
特に中小企業や成長途中の組織では、
- 日常業務が優先されやすい
- 英語が「今すぐ必須」ではない
- 研修を管理する専任者がいない
といった状況が重なりやすくなります。
これは、
やる気や意識の問題というより
構造的に起こりやすい状態です。
続かない英語研修に共通する考え方のズレ
英語研修が途中で止まってしまう企業では、
いくつかの共通したズレが見られます。
① 目的が「学習そのもの」になっている
- 英語を勉強させたい
- スキルアップしてほしい
こうした意図自体は自然ですが、
業務との接点が曖昧なままだと、
研修は優先順位を下げられやすくなります。
「英語を使う場面」が明確でないと、
継続の理由を見失いやすくなります。
② 成果の基準が決まっていない
英語研修の成果について、
- どこまでできれば十分なのか
- いつ判断するのか
- 誰が確認するのか
が決まっていないケースは多く見られます。
その結果、
「よく分からないが終わった」
という印象だけが残ります。
③ 全社員一律で進めようとしている
英語研修を全社員向けに一斉導入すると、
- 必要性の差が大きい
- 温度感にばらつきが出る
- 形だけの参加になりやすい
という問題が起こりやすくなります。
英語研修は、
必要な人・場面が限定されるケースが多い施策です。
④ 「導入」がゴールになっている
研修が定着しない企業では、
導入そのものが目的化している場合があります。
- 導入したことで安心してしまう
- 運用やフォローを想定していない
- 継続前提の設計がない
英語研修は、
導入よりも 続ける設計 の方が重要です。
続かない前提で設計されていない
英語研修は、
- 忙しい業務の合間
- 英語を使わない日常の中
で進められることがほとんどです。
そのため、
「続かない前提」で設計しない限り、
自然に止まってしまいます。
これは、
サービスの良し悪し以前の問題です。
英語研修を見送る判断も、間違いではない
ここまで整理した結果、
- 今は業務との接点が薄い
- 別の課題が優先
- 準備が足りていない
と感じた場合、
英語研修を見送る判断も間違いではありません。
むしろ、
前提を整理せずに導入する方が、
失敗につながりやすくなります。
次に整理すべき視点
英語研修が続かない理由を理解したうえで、
次に考えるべきなのは、
- どんな研修の形が合うのか
- 講師型とアプリ型の違い
- 継続しやすい条件は何か
といった 手段の選び方 です。
これらは、
次の記事で整理していきます。
次に読む記事
- 法人向け英語研修は講師型とアプリ型どちらが向いているか
- 英語研修を導入する前に企業が整理すべき前提