ビジネスで迷ったとき、
多くの人が最初にやろうとするのが「比較」です。
- AとB、どちらが良いか
- 価格、実績、評判を並べる
- ランキングやおすすめ記事を見る
一見すると、
とても合理的な行動に見えます。
しかし実際には、
比較すればするほど、
逆に判断できなくなる
という状態に陥るケースが少なくありません。
比較が機能しないときの共通点
比較がうまくいかない場面には、
ある共通点があります。
それは、
「何を基準に比べているのか」が
自分の中で定まっていない
という点です。
基準が曖昧なまま比較を始めると、
- どれも良さそうに見える
- 小さな違いが気になり始める
- 決定打がなくなる
といった状態になりやすくなります。
比較は「答えを出す作業」ではない
多くの人が誤解しているのは、
比較をすれば「正解が見つかる」と思っている点です。
しかし、比較とは本来、
違いを把握するための作業
であって、
答えを出す作業ではありません。
比較はあくまで「材料集め」に近い行為です。
材料が揃っただけでは、
判断はまだできません。
情報が増えるほど、判断は難しくなる
比較を続けるほど、
- 情報量が増える
- 視点が増える
- 気になる点が増える
という現象が起きます。
これは自然なことです。
問題は、
その情報をどう扱うかが整理されていないことです。
情報が多いこと自体が問題なのではなく、
情報を使う順番が決まっていない
これが、比較で迷う最大の原因です。
比較の前に必要な「前提整理」
比較を始める前に、
最低限整理しておきたい前提があります。
たとえば、
- 今回の判断で、何を一番重視したいのか
- 逆に、今回は重視しないことは何か
- 妥協できる点・できない点はどこか
これらが言語化されていない状態では、
どれだけ比較しても、
判断は前に進みません。
比較がうまく機能するケース
一方で、比較が有効に働く場面もあります。
それは、
選択肢がある程度絞られたあと
です。
- 目的が明確
- 制約条件が分かっている
- 向いていない選択肢が除外されている
この状態での比較は、
- 最後の確認
- 微調整
- 納得感の補強
として、非常に有効です。
比較に時間をかけすぎないという判断
比較に時間をかけること自体は、
決して悪いことではありません。
ただし、
- 比較しても結論が出ない
- 何度も同じ情報を見ている
- 新しい視点が増えていない
こうした状態になったら、
一度比較を止める判断も必要です。
「これ以上比べても、答えは出ない」
と気づくことも、立派な判断
です。
ビズサポ・ラボが考える「比較の位置づけ」
このブログでは、
比較を否定しているわけではありません。
ただし、比較は、
- 判断のスタート
ではなく - 判断の後半工程
に位置づけています。
比較は、
整理された判断を後押しするための道具です。
次に読むおすすめ記事
この記事では、
比較の落とし穴について整理しました。
次に読むと理解が深まる記事として、
以下も参考になります。
最後に
比較に疲れたときは、
「もっと調べなければ」と考えがちです。
しかし多くの場合、
必要なのは追加の情報ではなく、
判断の前提を整理することです。
このブログでは、
そうした整理の順番を重視しています。
迷ったときは、
一度立ち戻ってみてください。