「そろそろ学び直したほうがいい気がする」
そう感じてはいるものの、何から手を付ければいいのか分からず、結局そのままになってしまう。
そんな状態に心当たりはないでしょうか。
・スキルアップが必要だとは思う
・周りが勉強しているのを見ると少し焦る
・でも、何を学ぶべきかは決めきれない
この状況は、決して珍しいものではありません。
そして多くの場合、問題は「やる気」や「意志の弱さ」ではありません。
なぜ学び直しは、こんなに決めにくいのか
学び直しが難しく感じる最大の理由は、
**「選択肢が多すぎる状態で、結論を出そうとしている」**ことにあります。
書籍、動画、研修、資格、オンライン学習、スクール…。
どれもそれなりに良さそうに見え、どれも決め手に欠ける。
このとき多くの人は、無意識にこう考えています。
- 失敗したくない
- 無駄な時間やお金を使いたくない
- できれば最短で成果を出したい
その結果、
「正解を選ぼう」として、判断が止まるのです。
最初にやるべきなのは「何を学ぶか」を決めることではない
学び直しを考え始めたとき、
いきなり「何を学ぶか」を決めようとする必要はありません。
むしろ、最初に整理すべきなのは次の点です。
- 今、自分はどんな状態なのか
- なぜ学び直したいと感じているのか
- どこまでを求めているのか
この整理を飛ばしたまま選ぶと、
どんな教材やサービスを使っても、違和感が残ります。
学び直しでよくある3つの「つまずき」
ここで、多くの人が陥りやすい状態を整理しておきます。
① 目的が曖昧なまま始めてしまう
「将来のため」「不安だから」という動機は自然ですが、
目的が曖昧なままだと、学びの評価基準も曖昧になります。
② 成果を急ぎすぎる
短期間での成果を期待しすぎると、
少し停滞しただけで「合っていない」と感じやすくなります。
③ 学ぶこと自体が目的化する
学び続けてはいるが、
「なぜそれを学んでいるのか」が分からなくなる状態です。
これらは、学ぶ内容以前の問題です。
学び直しには「段階」がある
学び直しは、一気に完成させるものではありません。
大まかに分けると、次のような段階があります。
- 問題意識が生まれる段階
- 情報を集めて整理する段階
- 試してみる段階
- 必要に応じて深める段階
今の自分がどの段階にいるのかを把握するだけでも、
選択肢の見え方は大きく変わります。
すぐに決めなくていい、という前提
学び直しにおいて、
「今すぐ決めなければならない」状況はほとんどありません。
むしろ、
- どういう考え方で選ぶか
- どんな状態になったら次に進むか
この2点を整理できていれば、
選択そのものは後からでも十分間に合います。
このカテゴリで扱うこと
この「学び直し・スキル整理」カテゴリでは、
- 学び直しが続かない理由
- 選択肢ごとの考え方の違い
- 向いている人・向いていない人の整理
といった点を、
特定のサービスを勧める前に扱っていきます。
何かを決めるための場所ではなく、
決める前に立ち止まるための場所として活用してください。
まとめ
学び直しで最初に必要なのは、
「正しい答え」ではありません。
- 自分の状態を把握すること
- 判断の軸を持つこと
- 今は決めなくていいと理解すること
これだけでも、学びに対する見え方は変わります。
次の記事では、
**「なぜ学びが続かないのか」**を、もう少し構造的に整理していきます。