ビジネスの場面では、
「選択肢が多すぎて、逆に決められない」
という状態に陥ることが少なくありません。
- サービスが多すぎる
- 情報がバラバラ
- どれも良さそうに見える
- 比較すればするほど迷う
この状態になると、
「もっと調べれば決められるはず」と考えがちですが、
実はここで情報を増やしても、状況はあまり改善しません。
必要なのは、
新しい情報ではなく、整理の視点です。
決められない原因は「優柔不断」ではない
まず最初にお伝えしたいのは、
決められない状態は、決して悪いことではないという点です。
むしろそれは、
軽い判断で失敗したくない、という健全な感覚
が働いている証拠でもあります。
問題は、
その感覚をどう扱うかです。
視点①「目的」が曖昧なまま選ぼうとしていないか
最も多い原因が、
目的が整理されないまま選択肢を比較しているケースです。
たとえば、
- 売上を伸ばしたい
- 業務を楽にしたい
- 時間を確保したい
これらはすべて「目的」のように見えますが、
実際には抽象度が高く、判断基準としては弱い状態です。
この段階で必要なのは、
- 何を解決したいのか
- どこが一番ボトルネックなのか
を一度、言葉にすることです。
視点②「制約条件」を後回しにしていないか
次に整理すべきなのが、
制約条件です。
多くの場合、判断が止まるのは、
- 予算
- 時間
- 人手
- 継続できるかどうか
といった制約を、
「あとで考えればいいもの」として扱っているからです。
しかし、現実の判断では、
制約条件こそが、選択肢を一気に絞ってくれる
ことがほとんどです。
理想論を一度脇に置き、
「今の自分にできる範囲」を先に整理することで、
選択肢は自然と減っていきます。
視点③「向いていない選択肢」を先に外しているか
多くの人は、
「どれが一番良いか」を考えようとします。
しかし、判断が楽になるのは、
「どれを選ばないか」を先に決めたとき
です。
- 今は時間をかけられない
- 継続的な運用は難しい
- 専門知識が前提のものは厳しい
こうした前提があるなら、
それに合わない選択肢は、
どれだけ評判が良くても外して構いません。
比較は「整理のあと」に行うもの
ここまでの3つを整理すると、
- 目的
- 制約条件
- 向いていない選択肢
が、ある程度見えてきます。
この状態になって初めて、
比較や検討が意味を持ちます。
逆に言えば、
整理されていない状態での比較は、
迷いを深くするだけ
になりがちです。
決められないときは、立ち止まっていい
決断を急がなければならない場面もありますが、
多くの場合、
少し立ち止まって整理する方が、結果的に早く進めます。
- 何を解決したいのか
- どこまでなら無理がないか
- 何は今やらないか
この3点を言語化できれば、
「決められない状態」からは一歩抜け出せます。
次に読むおすすめ記事
この記事では、
選択肢が多いときの整理視点を扱いました。
次に読むと理解が深まる記事として、
以下も参考になります。
最後に
判断が止まるとき、
多くの人は「自分が決められない人間だから」と考えがちです。
しかし実際には、
考える順番が整理されていないだけ
というケースがほとんどです。
このブログでは、
そうした順番を一緒に整理していきます。
迷ったときは、
また立ち戻ってください。